HEATPROOF GLASS

耐熱ガラス「HARIO Glass®」について

HARIOは、1921年より耐熱ガラスメーカーとして理化学用ガラスを製造してまいりました。
日本で唯一の「α32 耐熱ガラス」の窯をもち、ハンドブロー(手吹き)成形品も生産しております。化学的耐久性に優れ、
理化学用素材として卓越したガラスです。

ガラスの耐久性


ガラスの耐熱性とは耐熱温度差で示されます。実験器具は急激な温度変化に十分耐えることが必要になります。「H-32」は膨張係数が小さく、加熱や急冷による伸び縮みが少ないという特性をもっています。
*JIS R 3503で規定された「ほうけい酸ガラス-1」の規格に準拠
*RoHS評価済。

耐熱ガラスの表

※アルカリ溶出量は、空試験結果を差し引いた試料1g当たりの0.005mol/ℓ硫酸の消費mL数
※膨張係数 32×10-7とは、1mのガラスが100℃温度上昇すると、0.32mm長くなるという意味です。

安全安心の素材


100%天然の鉱物を精製した、地球に優しい素材「耐熱ガラス」。
素材の安全性を向上させるため、製造過程で発生する泡を残さないようにするための泡きり剤も100%「天然塩」を使っています。
一般に使用されている、亜ヒ酸、アンチモンといった有害な重金属を一切使用しておりません。
お客様には安心して加工していただけることはもちろん、安心して化学分析にご使用いただける素材です。

ガラスの原料
HARIO Glass

「HARIO Glass®」は国内工場で生産されている天然素材を用いたHARIOの耐熱ガラスのことです。
お求めいただく際にすぐHARIOの日本製耐熱ガラスだとわかってもらえるよう、HARIO Glass®という商標を取得いたしました。

耐熱ガラス

「日本で唯一」の工場


HARIOの耐熱ガラスは茨城県古河市にある日本唯一の耐熱ガラス量産工場(ISO9001・ISO14001 認定 )で製造しています。

日本で唯一の工場

煙突の無いクリーンな工場

HARIOの溶融炉の仕組み
直接通電式ガラス溶融炉で溶融されており、ガラスの均質性に優れています。電極に通電することによって、原料やカレットを溶かしているため、排気ガス等が出ません。そのため、煙突の無いクリーンな工場が実現しました。

直接通電式ガラス溶融
煙突の無いクリーンな工場

動画で見る工場見学

加工しやすいガラス


HARIOの耐熱ガラスは急加熱や急冷にも耐え、加工時の破損による不良率が低く、加工が容易なため経済的です。多くの理化学ガラスメーカー様や加工会社様へ、ガラス素材 ( ブランク ) を提供しております。理化学用品加工会社とガラス素材の供給・ガラス加工などで協力体制を築いております。
自社ではできない加工についても豊富なネットワークで幅広いご要望にお答えします。

加工しやすいガラス_バッフル三角加工